鬼畜な俺様執事
私の部屋には、勉強机以外に、くつろぐためのテーブルと椅子がある。
私が椅子に座っても、朔夜さんは座ろうとしない。
いちいち、その都度言うのは面倒なので、今後は私が勧めなくても座って欲しいと言った。
「かしこまりました。では失礼します」
朔夜さんに来て貰ったはいいものの、私は話題に困った。
女の子同士なら、話題は尽きないのだけど。
朔夜さんへの質問は、今朝したし。
思い切って、学校でのこと、訊いてみようかな。