Turquoise BlueⅡ 〜 夏歌 〜



青山さんが 先を歩く


……なんだか
たくさん話しただけじゃなく
すごい消耗した


ずっと、緊張してたから


しかも
青山さんが
『コンパスを狂わせる人間』

そう言ってた二人と……



…… なんか
普段と 時間の流れまで違う感じ
なんか、ヘン。


――― ため息




「疲れた?」

青山さんが、階段の途中で
声をかけてくれる

「―……なんか」

「うん」


「…普段使わない脳の部分を
使うって言うか……

やっぱり、なんか…」



「うん」


「…言わなくていい事、言っちゃうし
笑わなくていいトコで
笑った気もするし…

何か、テンパるって言うか…

―― さっきは、ごめんなさい」


「―――だから、とめたんだ

…少し、ベランダ行こうか」



「……はい」






< 184 / 430 >

この作品をシェア

pagetop