異次元の旅人(ディメンション トラベラー)
悪党を追っ払ったヴィンセントが青年のを見つめると驚いてしまった。

この暗闇の中自分がどこに居るのか分かっているのだ。

「貴方達………誰ですか?」

ヴィンセントは諦めてオレットと一緒に青年の前へと歩み寄る。

青年は蒼く真っ直ぐな目をしていた。

「でしゃばったまねをした、困ってそうだったからね。俺はシルウィルド・ヴィンセント、こっちのレディーがオニオ………」

ヴィンセントは言いかけてオレットはヴィンセント殴り飛ばす。

吹っ飛んだヴィンセントは立ち並ぶ大木に叩きつけられた。

「オリオ・キャレットよ、宜しく…」

オレットは何事もなかったかのように自己紹介をして青年は苦笑いした。
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