幸せにしてやる
「あのね…」
麻紀が急に真剣な顔になる。
俺は立ち上がって麻紀の隣に座る。
「実はさっ、あたし光樹のことが好き…なんだよねっ」
麻紀は照れたように言う。
「え…まじ…で」
一瞬、時が止まったように感じた。
「うん…」
「俺も…さ、ずっと好きだった」
麻紀は驚いた顔で俺を見上げる。
その顔が可愛くて
俺は麻紀の唇に自分の唇を重ねた。
「光樹…好きだよ」
「俺も…」
この日から俺と麻紀は部員とマネージャーから彼氏と彼女の関係になった。
その時、俺のポケットの中では携帯が虚しく光っていた。