*星空に祈りを*
そんな翔太の視線に早紀は動揺する鼓動を抑えられず翔太の瞳から逃げた…。
視線を逸らし俯いた。
そんな早紀に対して
「返事はもらえねぇのか?」
「………。」
無言の早紀…。
翔太からは俯いてる早紀の顔がわからない。
困惑と動揺してる早紀の顔がわからず
「なぁ…早紀!」
翔太は早紀に近寄り早紀の顔を自分と合わさるように自分に向かせた。
けど自分に向かせた早紀を見て翔太は止まった。
「………!!早紀っ?」
早紀の瞳からは涙がぽろぽろ溢れていたから…顔は翔太と合わされても視線だけは翔太の視線と逸らした。
「…っ…。」
早紀はただ涙を流した。
早紀の涙を見た翔太は戸惑った。
どうしていいのかわからず…。
「早紀…?何で…泣いてんだよ…?」
翔太は詰まりそうになる言葉を吐き出した。
早紀の涙に翔太の顔も切ない顔になる…
「…っ…どうして…今頃になって…翔太は…私を…捨てた…じゃない……」
言葉を精一杯言った瞬間早紀の瞳からの涙は量を増した。