カラフル・バニー
渚が最高をつけるほど、あたし達をけなすのは初めてだったので、少しショックを受けた。


「んで…話を戻すけど、俺ら自由行動どこ行く?」


イチがあたしに尋ねる。その間さっちゃんと渚は、いつの日かの弁償代を検討していた。


「これ宿泊学習じゃなくて、修学旅行だもんね」

「先生方も無茶苦茶だよなぁ」

「だよねぇ。渚何処か行きたいところある?」

「適当でいい」


相変わらず冷たく返す渚。適当とは何処のことだろうか。


「あ、俺『鈴川通り』で風鈴買いてぇ。母さんに頼まれてんだよ」

「…今、春だよ。季節外れだけど、イチのお母さん本当に喜ぶの?違うもの探そうよ」

「でもなー…何選べばいいか分かんねーし」

「ワンピースは?春だし!あそこの可愛いし」

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