新・私と君とのオベシャニエ
……待てよ。

もしあいつがいじわるで言わないんじゃなくて、言えないから言わないんだとしたら……。

木葉は……。

死んでる……?

嫌な予感がしてならないが、とりあえず自分を落ち着かせ柚木を見る。

相変わらずあいつも、不気味に微笑んだままだ。

だけどさっきみたいに、バットを振り回さない。

……そうか、多分沙戯那君の対処に対しては案を練っているんだ。

沙戯那君の普通じゃない対処の仕方に苦しんでるといったところかな。

「さっきの威勢はどこに行ったんだい?」

沙戯那君が口を開いた。

挑発……しているのか?

「フフフ……私はいつでも元気よ」

何か会話噛み合ってないけど、かなり迷ってるなこれは……。

ただ僕も何か出来ないか考えるが、何も思いつかない、というのが現実だ。

その時、

「千草!?」

という、誰かの声が左側から聞こえた。
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