砂漠の王と拾われ花嫁
松明の明かりのみで莉世のいる牢屋は照らされていた。
莉世は入り口から離れた壁の方に体を丸めて横になっていた。
アーメッドは鍵を開けて莉世に近づく。
「娘、起きろ」
アーメッドがぶっきらぼうに声をかける。
その様子をラシッドは見ていたが横たわっている娘がピクリとも動かないのを見てラシッドは中へ入りアーメッドより先に莉世を抱き上げる。
「!」
抱き上げた娘の体の熱さに驚く。
「ん・・・」
意識のなかった莉世は抱き上げられてうるさそうにラシッドの手から逃れようと身じろぐ。
「・・・・ほっといてよぅ」
再び莉世は意識を失った。
莉世は入り口から離れた壁の方に体を丸めて横になっていた。
アーメッドは鍵を開けて莉世に近づく。
「娘、起きろ」
アーメッドがぶっきらぼうに声をかける。
その様子をラシッドは見ていたが横たわっている娘がピクリとも動かないのを見てラシッドは中へ入りアーメッドより先に莉世を抱き上げる。
「!」
抱き上げた娘の体の熱さに驚く。
「ん・・・」
意識のなかった莉世は抱き上げられてうるさそうにラシッドの手から逃れようと身じろぐ。
「・・・・ほっといてよぅ」
再び莉世は意識を失った。