砂漠の王と拾われ花嫁
「ほ、ほんとうに?」
「信じられないのはもっともだな お前がこの世界になれるまで兄のように接しなければと思っていたからな」
実際のラシッドは兄のように優しく時には厳しく莉世に接していた。
「この可愛い目も、鼻も口も・・・すべてが愛おしく思う」
ラシッドの指が莉世の目、鼻、口に触れていく。
ぷっくりした唇の輪郭をなぞられる。
ラシッドの手からは先ほどの桃の匂いがした。
「お兄様・・・・」
莉世が戸惑った表情で見上げると腕が背中に回りそっと抱きしめられた。
左手を考慮した抱きしめ方だ。
「信じられないのはもっともだな お前がこの世界になれるまで兄のように接しなければと思っていたからな」
実際のラシッドは兄のように優しく時には厳しく莉世に接していた。
「この可愛い目も、鼻も口も・・・すべてが愛おしく思う」
ラシッドの指が莉世の目、鼻、口に触れていく。
ぷっくりした唇の輪郭をなぞられる。
ラシッドの手からは先ほどの桃の匂いがした。
「お兄様・・・・」
莉世が戸惑った表情で見上げると腕が背中に回りそっと抱きしめられた。
左手を考慮した抱きしめ方だ。