砂漠の王と拾われ花嫁






パチッ・・・・


木のはぜる音がした。



あれからラシッドは手際よく火を炊いて莉世の着ていた服は火の近くで干されている。



莉世はラシッドの長衣だけを身にまといラシッドから離れた火の近くで丸まっていた。



焚き火のおかげで髪はすっかり乾いた。



それなのに莉世は寒かった。



火の近くにいて暖かいはずなのに・・・・それは肌に感じる寒さではなく心の中がいっこうに温まらないのだ。



お兄様・・・。



ラシッドはガラーナに水をあげている。



やはり砂漠の王だ。



いとも簡単にこのオアシスを見つけてしまった。




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