アタシ
サトシの家に着いて、噛み合わない会話を少し交わした後、「そろそろやって。」と切り出された。「うん。」と一言、ため息交じりでサトシのズボンを脱がす。サトシとはフェラだけの約束だった。それで7000円。アタシは無言でサトシの「ブツ」を口に含んだ。
「暇。」
サトシはそう言葉を漏らすとアタシを押し倒してきた。いきなりのことに思わず「何すんだよ!!」と叫んでしまった。フェラだけの約束なのに、卑怯だ。アタシのデカい声に思わずサトシは身を引く。
「ヤるなら1万5000円。」
「え~…高ぇ。7000円でいいじゃん。」
「文句あんならフェラだけ。」
「じゃあ1万3000円にして。」
たった2000円下げてどうすんだよ、ケチくせぇ。なんて思いつつ、二度返事でアタシはオッケーした。サトシはいかにもずるい笑顔で、生のまま突っ込んでこようとした。
「生はやめて。できてもあんた責任とれないっしょ?」
そう言うとサトシは言い返す言葉が無かったらしく、チッと舌打ちすると「フェラでいい。その代わりイクまでやって。」と呟いた。
 かれこれ1時間以上アタシはフェラし続けた。口の中がカラカラに乾いた。
「ごめん、実際俺フェラされても気持ちよくないしイケないんだよね。」
「は?」
「だからフェラ気持ちよくないし、でイケないんだって。」
顔面に、いや、急所に思いっきり一発食らわしてやりたくなった。散々やらせておいてその言葉はないだろ、と。
「そろそろ帰らなきゃ。」
アタシがそう言うと、サトシは「あと30分、お願い!」とくるから呆れた。気持ちよくないんじゃねーのかよ、この腐れチン〇が!!!!そう思いつつも、一応お金を貰う身として、最低限やることはやろう、と思い、しぶしぶ30分フェラを続けた。
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