旦那様は高校教師


「昨日は遅くなったけど、怒られたりしなかった?」



先生は向かい側に座りながら、エアコンのスイッチを入れる。



「はい、大丈夫でした」



「そうか、良かった」



先生は安心したような笑みを見せる。



「所で…今日は俺に聞きたい事があるんだろ?」



あっそうだ!!



すっかり忘れる所だった!



「昨日の…公園での事なんですけど…」



どうしよう…思い出しただけで顔が熱いよ。



私はコクッと一口お茶を飲み、深呼吸をしながら気持ちを落ち着けた。



「今朝、伯母さんが話してくれました…」



私は手短に、今朝のやり取りを話した。





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