旦那様は高校教師
「先生?プロポーズの事なんですけど…」
私は静かに話を切り出した。
「あ…うん…」
先生は緊張気味に背筋を伸ばす。
「…どう返事をしたら良いいのか随分迷いました。正直、好きだから結婚したいって思った。でも…」
先生の目が私へ向けられる。
「…私と結婚する事で先生の人生を台無しにしちゃうかも知れない。私なんかより、もっと先生に相応しい人が現われるかも知れない…」
先生は格好良くて凄く優しい。
思い遣りがあって、誰からも慕われて…。
だからこそ、私は先生に相応しくないと思った。
「そう言う事を考えていたら、先生とは結婚出来ないって思いました…」
私の話を聞きながら、先生が大きな溜め息を吐く。