旦那様は高校教師
「大丈夫!誰も気付いてないよ」
心ちゃんは笑顔で、私の頭をポンポンした。
確かに館内を回っている時、指輪に付いては誰も触れてない。
其れは、本当に気付かなかっただけ?
其れとも聞けなかっただけ?
「ほたる?そんなに心配?」
心ちゃんの顔が、上司から旦那様の顔へと変わる。
そっか…私の心の声が聞こえたんだね。
今ここで考えても仕方ない。
気にするのは止めよう。
「ちょっと不安になったけど、もう大丈夫」
私は心ちゃんに笑顔を向けた。
「ホントか?」
「うん♪」
ちょっぴり疑わしい目を心ちゃんに向けられたけど、私の髪をグシャッとして微笑み返してくれた。