旦那様は高校教師
「し…心ちゃん!?」
「…ヤキモチ隠し…」
ボソッと呟いた心ちゃんは私の手荷物をスッと持ち、倉庫のドアを開けた。
「歩いて行くには少し遠いし、近くまで車で行こうか?」
まだ脳内処理が済んでない私の手を引き、心ちゃんは歩き出す。
「ほたるちゃん、何かボンヤリしてない?」
急に岡本さんが視界へ飛び込んで来る。
!?ハッ!!
「スミマセン…。お祭りの事を考えていたら、意識が二次元に飛んでました…。ヘヘッ」
笑って誤魔化すと岡本さんも村瀬さんも笑い出した。
わ…笑われちゃった。
恥ずかしい。
隣を歩く心ちゃんに目をやると、笑うに笑えないといった顔をしてる。
あ゙穴があったら入りたい……。