旦那様は高校教師
「見学させてもらっても、良いですか?」
祐奈の言葉に、先輩達の鋭く尖った視線が、私達へ向けられる。
う゛…やっぱり怖い…。
「ゆっくり見ていけ~」
心ちゃんは先輩達とは対照的な優しい眼差しと、笑顔をくれた。
私達は皆の邪魔にならないよう、隅っこで見学。
と言っても、私は茶道より心ちゃんに見入ってしまった。
だって普段とは違って、数倍格好良いんだもん。
特にお茶を点ててる姿が、何とも言えない。
ずっと見ていたいなぁ~。
一通り作法の披露が終わると、心ちゃんは私達の前に座る。
いつもは胡坐かいて座るのに、今日は正座。
つい私達も正座になってしまう。
「今は作法を一通りしてみたけど·····」
心ちゃんは茶道についての講義を始めた。