旦那様は高校教師
「ほたるちゃん、1人で来たの?」
「うん…」
「外は寒いし駅まで送るよ?」
永田君はゆっくりゆっくり歩き出す。
早く帰らないと、心ちゃんが心配して待っている。
でも今はまだ帰りたくない…。
もう少し此処で、自分の気持ちを整理したい。
だけど、私が此処に残れば永田君に迷惑を掛けてしまう。
此処は素直に駅まで行って、また戻って来ようか…。
優柔不断な私が見え隠れする。
「あのさ…彼氏って、ほたるちゃんの事を泣かせたりするような人なの?」
永田君の歩みが、更に遅くなる。
彼氏って……… 栗山君から聞いたの?
永田君は心ちゃんの事、何処まで知ってるの?