旦那様は高校教師


「有り難う。でも永田君が風邪引いちゃう…」



「大丈夫!こう見えても俺、鍛えてるから!!」



永田君は軽く腕捲りをし、力コブを作って見せる。



ホントは寒いだろうに…。



有り難う、永田君。



凄く嬉しい。



「此処ってさ、ほたるちゃんと彼氏の思い出の場所か何か?」



永田君の言葉に、私の胸が一瞬跳ねる。



思い出も何も…私には凄く大切な場所なんだよ。



「夏にね…初めて来たの。そして···」



何故だか分からないけど、余り話をした事がない永田君にプロポーズの事や心ちゃんの人柄等を話していた。



勿論、相手が先生である事、結婚している事は打ち明けてない。



「今日…元カノさんに会って言われたの···」



此処へ来た理由を話すと、永田君は大きな溜め息を付いた。





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