旦那様は高校教師
「そんな事があったんだ…。辛かったね…」
永田君が私の頭をそっと撫でる。
違う!私が求めているのは此の手じゃない!!
体が拒否しようとしても、永田君の優しさについ甘えそうになる。
「彼氏に子供が居たのなら、別れなよ…」
!?どうして!?
どうして永田君の考えを、私に押し付けるような事を言うの!?
「そんな簡単に言わないでよ!!」
別れを選んだら、私には何が残るって言うの!?
帰る家も無いんだよ?
だからと言って、離婚しなかったら、政矢君からお父さんを奪う事になる。
どうすべきなのか正しい答えが見付からないから、苦しんでるんじゃない!!
「もし別れたら…私…一人ぼっちに…なっちゃう……」
涙が溢れ出し、もう自分では止められない。
私は永田君の前であるにも関わらず、大泣きしていた。