旦那様は高校教師
暖かい…。
心ちゃんとは違う温もりが、伝わってくる。
其れはまるで陰からそっと見守るような、永田君らしい温もりに思えた。
暫くすると、隣から小さな寝息が聞こえ出す。
永田君…眠っちゃった…。
ごめんね…私のせいでこんな事になって…。
私が居なければ、もう永田君に迷惑を掛けなくて済む。
此のまま何処かへ行っちゃおうか…。
でも何も言わず居なくなったら、心配を掛けてしまう。
其れに、行くといっても何処へ?
私には帰る場所がもう無いんだよ?
永田君とキスしちゃったし…心ちゃんを裏切ったと言う罪悪感が消えない。
政矢君の為にも、心ちゃんとサヨナラをする…
。
其れはもう決めた事。
結局今の私は、此処しか居場所がないって事なんだね。