旦那様は高校教師
私って、こんなに未練がましかったんだ…。
ハァーッ…其れもそうだよね。
だって別れを決めた今でも、心ちゃんの事が大好きだもん。
粉々に砕け散った心が、ずっとずっと泣いてる。
やっぱり1人になるといけないね。
黙ってても涙が頬を伝っていく。
私は涙で歪む視界を下へ移し、心が導くままあの場所へ向かった。
グイッ!
突然、強い力で腕を引っ張られ、私はバランスを崩し転びそうになる。
でも其れを優しい腕が受け止め包み込む。
「無事で良かった…」
えっ!?無事で良かった?
嘘!?まさか…。
ゆっくり頭を上げると、目の前には別れを決めたはずの心ちゃんの顔があった。