旦那様は高校教師
『心矢目線』



昨夜パンジー畑に来てから駅へ戻り、其の周辺でほたるを探した。



でも何となく、其処には居ない気がする。



やはり、あの場所でほたるを待とう…。



そう思い、数時間前に此の花畑へ引き返して来た。



もう何時間こうしてベンチに座っているだろう…。



少しずつ、東の空から朝日が顔を覗かせようとしていた。



サクッ。



サクッ。



南の方から雪を踏み締める音が聞こえ、其処へ視線を向けると、小さな影がゆっくり此方へ向かって進んで来る。



!?あれは…ほたる!!



間違いない!!



やっぱり此処へ来てたんだ!?



ほたるは俺に気付かず、下を向いて目の前を通り過ぎる。



俺は慌てて席を立ち、ほたるを腕の中に抱いた。



「無事で良かった…」



「心…ちゃん!?どうして此処に!?」



ほたるは俺だと気付くと、離れようと身を捩る。





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