旦那様は高校教師


「5ヶ月前に、俺達結婚したんだよ」



手短に俺達の事を話したが、永田は無言のまま何も言わなかった。



其れもそうだよな…。



好きな女が、実は結婚してたなんて…ショックだよなぁ。



俺だって、人を傷付けずに恋を諦めさせる方法があるならそうしたい。



けど、そんなの無いんだよ。



嘘を付いても事実を伝えても傷付けてしまう。



本当に済まない。



許してくれ…。



「ほたるの傍に居てくれて有り難う。どうしてもお前にお礼を言いたかったんだ…。本当に有り難う」



俺は再度頭を下げた後、ほたるの左手を取り立ち上がった。



すると、強い力で引っ張り返される。



オイ!!どうしたんだ!?



帰らないのか!?



焦りを隠し振り返ると、永田がほたるの右腕を掴んでいた。





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