旦那様は高校教師
「先生!!もしまた、ほたるちゃんを泣かせる様な事があったら、俺…其の時は遠慮しませんから!!」
永田の鋭い目が俺を捕らえる。
「分かった。教師と生徒ではなく、男と男としていつでもお前と向き合うよ。でも俺は、何があってもほたるを手離す様な事はしない!!」
俺は永田を強い目で見付め返した。
「先生。俺にほたるちゃん取られたりすんなよ!?」
「あぁ。誰が相手でも俺はほたるを渡さない!!其れにほたるの事、信じてるから!」
俺は頬が緩んだほたると手を繋ぐ。
何処へも飛んで行かない様に、其の手に少しだけ力を込める。
「永田、良かったら送るけど?」
「いえ、良いです…。俺、バイクだから…」
永田は外へ視線を移す。
「そっか。帰りは気を付けるんだぞ?」
「はい…」
コクリと頷いた永田の頭をかき混ぜ、俺達は小屋を後にする。
数時間前とは違う気持ちで、駐車場まで歩いた。