同居ゲーム
あ"。



いやいや、まあ、そうだけどさ。



「人をコケにすることは言いません!」



ヤケになって叫ぶあたしを、美喜さんは笑ってたしなめた。



「うん、わかってるわかってる。
ゴメン、ちょっとからかった。」


「俺も。
そんな怒んなって。」


「う"ぅ〜。」



人で遊ぶなんて、酷い奴ら。



精一杯怖い顔を作り、睨んでやった。



ところが効き目なしで。



「どうした、腹でも痛いか?」



なんて。



ムキィーッ!



央に馬鹿にされるなんて



「もー知らないッ。」


「え〜?」


「今後央が何か言ってきても無視する。」


「え"〜!?」



ソファーに寝転がっていた央は、飛び起きてあたしの方に身体を投げ出してきた。



「何だよ、そんなこと言うなよぉ。」



ふん、と鼻を鳴らし、あたしは無視した。



あたしだってちょっと焦ったんだから、央も焦ったっていいじゃない。



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