SEASON
そんな事を思いながらバッシュとあたしのカバンを取ってきてフロアに腰を下ろす。

カバンの中から膝と足首とふくらはぎのサポーターを取り出して全部左足に着ける。

「捺未、そんなんでバスケできるんか?」

「ん、大丈夫大丈夫」

サポーターでゴツくなった左足を見て千明が心配そうに声を掛けてくれた。

大丈夫ではないけど、この痛みとは一生付き合っていかないといけないから今更気遣ったって遅いんだけど。

でも、千明が声を掛けてくれたのは嬉しかった。

「よっし!」

バッシュを履き終わって立ち上がり、風幸が持っているボールを横から奪って得意気に持ち上げた。

「お待たせ!早くやろ!」

「よし、グッパで別れんぞ」

意気込んだ陽生が声をだし、あたしはパーを出した。

あたしと風幸、陽生と千明というチームわけになった。

「そっち捺未がいるからボールやるよ」

「陽生からハンデをもらえるなんて貴重だな」

「風幸に言われたくないな」

と言うことであたしたちのチームがオフェンスってことになった。
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