SEASON
どこに行くんだろうとは思ったけど、何も聞かずに付いていった。
どうせ移動は陽生の車だし、時間が経てばおのずと分かることだしあたしは気にしなかった。
仲よさそうにカップルの二人が付いてくるのを横目に車に乗り込んだ。
てっきりあたしの後に2人が乗り込んでくると思ってたら2人が乗り込まないまま陽生が車を出したことにあれ?と思った。
「千明のヤツならバイクで先行ってる」
あたしの心を見透かしたように風幸が言った。
「え、千明ってバイクに乗れるの?」
「大型の免許まで持ってる」
「すごー」
ふと、窓から移りゆく景色を見ているとバイクにまたがってヘルメットをかぶった千明が後ろに高倉さんを載せて車の間を縫うように走っていく姿を見つけた。
何て言う種類かわからないけど真っ黒のカッコイいバイクだった。
10分くらいして陽生はどこにでもある駐車場に車を止めて車から降りた。
風幸も降りたのであたしも続いて降りるとトランクから陽生が何か取り出している。
何降ろしてるんだろ、と思いながら見ているとあたしのギターが陽生の手によって下ろされようといた。
どうせ移動は陽生の車だし、時間が経てばおのずと分かることだしあたしは気にしなかった。
仲よさそうにカップルの二人が付いてくるのを横目に車に乗り込んだ。
てっきりあたしの後に2人が乗り込んでくると思ってたら2人が乗り込まないまま陽生が車を出したことにあれ?と思った。
「千明のヤツならバイクで先行ってる」
あたしの心を見透かしたように風幸が言った。
「え、千明ってバイクに乗れるの?」
「大型の免許まで持ってる」
「すごー」
ふと、窓から移りゆく景色を見ているとバイクにまたがってヘルメットをかぶった千明が後ろに高倉さんを載せて車の間を縫うように走っていく姿を見つけた。
何て言う種類かわからないけど真っ黒のカッコイいバイクだった。
10分くらいして陽生はどこにでもある駐車場に車を止めて車から降りた。
風幸も降りたのであたしも続いて降りるとトランクから陽生が何か取り出している。
何降ろしてるんだろ、と思いながら見ているとあたしのギターが陽生の手によって下ろされようといた。