SEASON
風に乗って陽生の声はどこまでも飛んで行き、人の心を掴む。
『俺の声はどこまで届くのかな
俺らの音はどこまで届くのかな
仕切りも何もない
叫べば誰でも聞いてくれる
そんな場所で
俺の声はどこまで届くのかな』
陽生の歌声は存在感があってよく通って透き通るようなキレイな声。
あたしの音と一緒き陽生の声は人に届けられるけど、陽生の声の存在感が大きすぎてあたしの音は人に届かない。
『どこまでも続く空の元で
俺の声は通り過ぎる人の心に届いてる?
俺らの音は心に響いてる?
届いてないなら
響いてないなら
必ず届かせてみせる
響かせてみせる』
陽生の声はやっぱりすごい。
路上ライヴで目の前にこんなに人が集まるなんて思ってなくて、陽生の…だけじゃなくて風幸も千明もすごいんだなって思ってしまう。
その中であたしってちゃんと自分の役割果たせてるのかな。
まだまだだろうけど。
演奏を続けているとものすごく近くであたしのじゃないギターの音がしてギョッとした。
音のする方向――――真横を見るとまっキンキンの金髪の女の人がピンクのギターを迷いもなく弾いていた。
『俺の声はどこまで届くのかな
俺らの音はどこまで届くのかな
仕切りも何もない
叫べば誰でも聞いてくれる
そんな場所で
俺の声はどこまで届くのかな』
陽生の歌声は存在感があってよく通って透き通るようなキレイな声。
あたしの音と一緒き陽生の声は人に届けられるけど、陽生の声の存在感が大きすぎてあたしの音は人に届かない。
『どこまでも続く空の元で
俺の声は通り過ぎる人の心に届いてる?
俺らの音は心に響いてる?
届いてないなら
響いてないなら
必ず届かせてみせる
響かせてみせる』
陽生の声はやっぱりすごい。
路上ライヴで目の前にこんなに人が集まるなんて思ってなくて、陽生の…だけじゃなくて風幸も千明もすごいんだなって思ってしまう。
その中であたしってちゃんと自分の役割果たせてるのかな。
まだまだだろうけど。
演奏を続けているとものすごく近くであたしのじゃないギターの音がしてギョッとした。
音のする方向――――真横を見るとまっキンキンの金髪の女の人がピンクのギターを迷いもなく弾いていた。