僕のどうしようもない出来事
俺は駅前に向かっていた。
もちろん食事をするためだ。
『この辺、食べる所が無いんだよな。母さんも、ちゃんと飯ぐらい用意しておけよな!』
俺の家から歩いて約二十分ぐらいの所に駅はある。
何度も通った道だ。
面白い物など何も無い。
まあ大事件が起きても困るのだが。
しかし、フィクションの世界では常に事件は起こっている。
だから、俺は本を読むぜ。
ファミレスでコーヒー片手に読書だ!
・・・漫画だけどな。
本屋に入る。
俺は迷うことなく少年漫画のコーナーに向かった。
俺は、本を物色した。
「これは、読んだし。これは集めていない。これは横山が持ってるから借りればいいし・・・」
俺は結構目移りしてしまう人間らしい。
どれくらい迷っていたかは分からない。
だって迷っている時間を、いちいち計っている人間なんておかしいだろ?
俺は、漫画の棚を何度も行ったり来たりした。
「三郎君。三郎君!」
本屋で、でかい声を出すな!
本選びに集中できないだろうが!
どこのバカだ!
俺は、声の方に振り向いた。
『原因の根源とは身近にあるものである』
by俺
「三郎君も漫画読むんだね」
天然ボケブルマ少女が俺の目の前に居た。
制服姿でなかったので、一瞬分からなかった。
天然ボケブルマ少女は、本を持っていた。
ハードカバーの高そうな本だった。
俺の苦手としそうな本だ。
「俺、三郎じゃないし」
「君、二階堂三郎なんでしょ?」
「いやっ、それは・・・川瀬さんも本買いに来たの?」
「まあね。三郎君も?」
「だから、俺は三郎じゃないって!」
「じゃあ、本当のお名前は?」
「・・・いいよ、三郎で。でも、カタカナな!『三郎』じゃ無くて『サブロー』!」
「どっちでもいい」
笑顔で彼女は言った。
正直、可愛かった。
その後、川瀬もまだ昼食を取っていないようなので、俺達は駅前のファミレスに行くことにした。
漫画を買うのはまた今度にした。
もちろん食事をするためだ。
『この辺、食べる所が無いんだよな。母さんも、ちゃんと飯ぐらい用意しておけよな!』
俺の家から歩いて約二十分ぐらいの所に駅はある。
何度も通った道だ。
面白い物など何も無い。
まあ大事件が起きても困るのだが。
しかし、フィクションの世界では常に事件は起こっている。
だから、俺は本を読むぜ。
ファミレスでコーヒー片手に読書だ!
・・・漫画だけどな。
本屋に入る。
俺は迷うことなく少年漫画のコーナーに向かった。
俺は、本を物色した。
「これは、読んだし。これは集めていない。これは横山が持ってるから借りればいいし・・・」
俺は結構目移りしてしまう人間らしい。
どれくらい迷っていたかは分からない。
だって迷っている時間を、いちいち計っている人間なんておかしいだろ?
俺は、漫画の棚を何度も行ったり来たりした。
「三郎君。三郎君!」
本屋で、でかい声を出すな!
本選びに集中できないだろうが!
どこのバカだ!
俺は、声の方に振り向いた。
『原因の根源とは身近にあるものである』
by俺
「三郎君も漫画読むんだね」
天然ボケブルマ少女が俺の目の前に居た。
制服姿でなかったので、一瞬分からなかった。
天然ボケブルマ少女は、本を持っていた。
ハードカバーの高そうな本だった。
俺の苦手としそうな本だ。
「俺、三郎じゃないし」
「君、二階堂三郎なんでしょ?」
「いやっ、それは・・・川瀬さんも本買いに来たの?」
「まあね。三郎君も?」
「だから、俺は三郎じゃないって!」
「じゃあ、本当のお名前は?」
「・・・いいよ、三郎で。でも、カタカナな!『三郎』じゃ無くて『サブロー』!」
「どっちでもいい」
笑顔で彼女は言った。
正直、可愛かった。
その後、川瀬もまだ昼食を取っていないようなので、俺達は駅前のファミレスに行くことにした。
漫画を買うのはまた今度にした。