シークレットラブ
……助けて…壱也っ…
「あれ?泣いちゃった?
そのうち助けに来るよ。
君の王子様が」
男は不気味に笑うと、言った。
「じゃあ…それまで、楽しもうか…」
その一言でさっきまでいなかった何人かの男達が私の服に手をかけた。
「い、いやゃゃあっ」
薄れていく意識の中、最後に目にしたのは、あの男の不気味な笑顔とバンッという大きな音だった────
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