シークレットラブ

優しいキス。

*壱也視点*



廃墟化したマンションの最上階…女の叫び声が聞こえて、鷹啓とボディーガード4人で中へ入る。




そこには信じられない光景があった…






「流依っ!!!」






周りの男達を掻き分けて、ほとんど上半身が裸状態の流依に駆け寄る。




「流依っ………」




流依の身体は冷えきっていて、気を失っていた。




上着をかけて、鷹啓に流依を預ける。




「英…お前…許さねぇ…」



「やっぱり来たんだね…壱也…」




そう悲しそうに微笑む英。こいつとは、中学からの付き合いだった。



だか、こいつにはひとつ、秘密があった。それは──




「どうしてこんな女がいいの…?俺は…俺の方が…







君を好きなのに!!!」




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