シークレットラブ
「おい、驚いてんだろーが。流依、こいつは俺のダチで一応医者の免許持ってて、お前を診察しくれた鷹啓。」
「どもー初めまして。」
「あっ、流依です。あの、診察ありがとうございました…お金…とかは…」
流依のその言葉に俺は眉間に皺をよせた。
「流依、そんなの気にすんな。」
戸惑いながら、俺をみてくる。
「でもっ」
「壱也の奥様から金なんか取ったら俺、ここ首にされちゃうからね。」
はははっと苦笑いを流依に向けて、鷹啓はこの場を去った。
「壱也、鷹啓さんってここで働いてるの?」
「あぁ。親の病院、継ぎたくねぇんだと。」