君との期待値
琉花先生まだ職員会議中かなー?
終わってたら今年最後だし3人で食べたいな。
園芸部から玄関までは丁度校舎を半周する。
だから校舎に沿って歩いていた。
最初の角を曲がろうとしたときだった。
「どうしても私じゃダメなんですか?」
誰かの声が聞こえ足を止める。
「代わりでもいいです。拓真先輩の傍にいるだけで幸せなんです」
拓真!?
まるで隠れるかのように私は壁に張り付いた。
拓真って言ったよね。
誰と話してるの?
まさか……また告白とか?
ここにいてはいけないと分かっているのに足が固まる。