君との期待値
「夏弥は、不安なんですよ」
柔らかく微笑み、少年は続ける。
「亜姫先輩が、あまりにも拓真先輩と仲がいいから」
拓真と?
でもクリスマスまではあんまり拓真は話してくれなかったし。
仲良かったかな?
確かに男子の中だと仲いい方だけど……。
「それが気になってしょうがないんですよ」
かわいいですよね、っと笑った。
そういえば、拓真がどうとか言ってた。
私が拓真を……?
それはない。
そりゃ、たまにドキッとはするけどそれは恋じゃない。
彼氏とか……そんな風には見れないよ。
「……私って、そんな軽そうに見えるのかな」