君との期待値

「ん?」



って、私の視線に気づいた彼が振り返るもんだから心臓が思いっきり飛び跳ねた。



ヤバい。



何で最近こんなにドキドキしてんだろ。



特に赤羽くんといるとき無駄に脈打って寿命縮んでるよ。



まるで赤羽くんのこと好きみた……あ゙ーー。違う違う。



そんなはずないよ。



「お前……大丈夫か?」


「へ?」



1人で暴れてたらしく、赤羽くんが呆れたように聞く。



恥ずかしい。



「はははっ。大丈夫大丈夫」



笑いながら言うけど、不審だったと思う。



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