君との期待値
非常階段を駆け上がり、三階と四階の間で崩れるように座り込んだ。
分かったよ。
気づいたよ。
赤羽くんの顔が見れなかったのは、意識してたから。
苦しくて、
悲しいのは、
……恋をしてたからだ。
いつの間にこんな最悪な感情が生まれてたんだろう。
先輩で、懲りたはずなのに。
どうしてまた苦しい道を選んでしまったの?
まだ、新しい恋をするには早すぎる。
何で……何で……。
こんな形で気づかされるなんて。
嫌……だよ。