恋だったよね

眠れぬ夜



長かった夏休みも終わりに近づいた頃、マヤとユウキは近くのコンビニで偶然に会った。




「元気だった?海以来だもんね」




「俺はいつでも元気だよ」




ユウキは笑う。




「…どっかで飯でも食べるか」




いいよ、とマヤは頷いた。




2人はファミレスへと向かった。
席に着き、注文をする。




「…またハンバーグ?」




マヤは笑っている。




「…うるさいな。俺はこれが好きなんだよ。お前ムカつく奴だな」




口ではそう言いながらも笑っているマヤを見ると幸せな気分になる。




注文していたハンバーグとグラタンがきた。
他愛のない話をしながら2人は食べ始める。




< 37 / 109 >

この作品をシェア

pagetop