material girl


あたしの発言を聞いているのか、いないのか。

この人ぐらい自己中に生きられたら幸せだろうな。

「中村君とは別れたんだ?」

あたしのテーブルに置いてある、飴玉の詰まったビンから、勝手に飴をひとつ取り出して食べ始める。

そしていつの間にか、勝手に隣の人の机から椅子借りてきてるし。

「そうですけど。それが何か?」

どっからそんな情報仕入れてくるのかと思いつつ、あたしは正直に答えた。

「…」

あたしの質問をシカトして、少し考えこむ彼。

だからこの人は、なんでこうことごとくあたしをシカトするかな?

マジうざいんですけど。

こんな奴がもてるなんて、世の中間違ってるっ!!

しょうがないから、あたしも飴玉を掴んで、口に入れたその時だった。


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