今日の・・・
「ありがとうございます。安心しました。それにしても凄いですね・・・」
恵子さんはホッとしたように顔をほころばせた。
「やろう? ほんま、怖いで、この子!」
千秋ちゃんがふざけて言った。
「失礼やな、化け物みたいに」
「おばさんじゃなくてもスピード解決やったな」
「いや、どうかなぁ。お母さんならこんな回りくどいことしてないかもね。掃除とか好きな人やからな、家ごと浄化とかしそう」
笑ったのは私一人だった。
数日後、千秋ちゃんから電話が掛かってきた。
「あ、あっちゃん?私。この間はありがとう。恵子さん、引っ越したよ。急なことだったから挨拶も出来なかったけど、あっちゃんによろしくって。また改めて遊びに来てねだって。まだ大阪にいるから」
「そう、じゃ、解決したねんね」
私たちが行った次の日、シロの効果が早速出たようで、恵子さんの旦那さんはよりによって入浴中にあのおじさんと遭遇してしまったらしい。怖さも倍増でかえって良かったかも。とにかく、ご主人は大家さんちに怒鳴り込みに行き、即刻出て行く話を付けたそうだ。大家さんもあっさりと引き下がったと言うことなので、大体の察しは付いていたのだろう。
「それで・・・猫ちゃんは帰って来たの?」
千秋ちゃんが半信半疑、ちょっとふざけた様子で聞いてきた。
「帰ってきたよ、勿論。なんなら千秋ちゃんちに挨拶に行かそうか?」
「絶対、やめて!」
そんなわけで、今回も終了。(終了と言っても気弱なあのおじさんはあの家に住み着いたままだけど・・・)
恵子さんはホッとしたように顔をほころばせた。
「やろう? ほんま、怖いで、この子!」
千秋ちゃんがふざけて言った。
「失礼やな、化け物みたいに」
「おばさんじゃなくてもスピード解決やったな」
「いや、どうかなぁ。お母さんならこんな回りくどいことしてないかもね。掃除とか好きな人やからな、家ごと浄化とかしそう」
笑ったのは私一人だった。
数日後、千秋ちゃんから電話が掛かってきた。
「あ、あっちゃん?私。この間はありがとう。恵子さん、引っ越したよ。急なことだったから挨拶も出来なかったけど、あっちゃんによろしくって。また改めて遊びに来てねだって。まだ大阪にいるから」
「そう、じゃ、解決したねんね」
私たちが行った次の日、シロの効果が早速出たようで、恵子さんの旦那さんはよりによって入浴中にあのおじさんと遭遇してしまったらしい。怖さも倍増でかえって良かったかも。とにかく、ご主人は大家さんちに怒鳴り込みに行き、即刻出て行く話を付けたそうだ。大家さんもあっさりと引き下がったと言うことなので、大体の察しは付いていたのだろう。
「それで・・・猫ちゃんは帰って来たの?」
千秋ちゃんが半信半疑、ちょっとふざけた様子で聞いてきた。
「帰ってきたよ、勿論。なんなら千秋ちゃんちに挨拶に行かそうか?」
「絶対、やめて!」
そんなわけで、今回も終了。(終了と言っても気弱なあのおじさんはあの家に住み着いたままだけど・・・)