枯れた心に愛を
私は泣きつかれて寝てしまった。
朝起きると、隣には光希の寝顔が有った。
抱きしめたまま寝てしまったらしく私は身動きがとれなかった。
モゾモゾとしてたら
「おはよう♪」
寝起きの光希
「おはよう…」
「元気?」
「…うん、元気」
そう答えると、光希はケータイを持ってバスルームに行ってしまった。
15分後、バスタオル一枚で出てきた。
「羅葡…洋服貸して」
「入らないよ?」
「セナさんにでも借りてくる」
と、バスタオル一枚で行ってしまった。
廊下ではメイド達の悲鳴が聞こえた。
「セナさんと雫さんに殴られた」
「当たり前でしょ?…なんて格好してるの?」
振り替えると和服を纏った光希
「セナさん、以外に細身で入らなかったから、滝さんの借りた」
「そんな格好で学校行くの?」
「休んだ」
「はっ!?」
「今の羅葡ほっとけないし、有給使わなくちゃ♪」