秘密の恋 〜私の禁断〜 上
「リサコ……」

「ん…?」



涙を拭いながら勇気を見る。



「こんな俺を全部含めて…こんなリサコを泣かせる俺だけど、裏切ったりはしない。リサコを大切にする。こんなに愛せる人には生涯出会えないって信じてる。運命なんだって…。たまたま運命の相手が結婚してたんだ。なんか…なんつーか…」



勇気は私から視線をそらして照れ笑いを浮かべて笑った。乱れてないのに髪を手ぐして直しながら、私の肩をグイッと引き寄せた。




「まじ、愛してる。俺との人生にかけてみないか?全部捨てて俺のとこに来い。俺が…世界で1番幸せな女にしてやるから。」






顔を赤くして私の頭を抱き寄せた。



胸に耳をあてると、ドキドキして壊れそうなほど勇気の鼓動は早かった。





愛おしい…


今、勇気が愛おしい…。




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