worlds of last generationシリーズ 第一部
「…悪いな。お前らには先に倒れてもらうぜ?」
そう言って木刀を構える五組の生徒達が居た。
生い茂る雑草の中から出てきた私を、見据えている。

木刀…
Fチームか。
七人の内一人が剣道部。
少し厄介だけど勝てない相手でもない――

「こんなところで倒れる気なんて更々無いよ」
私は相手に分からない様、鴫野と弥生ちゃんに合図を送る。

「戦力が三人のお前らで勝てると思うか?」
「やってみなきゃ分からないでしょ。そんなに私達が怖いの?」
わざと挑発して相手を煽ると、案の定間に受けた彼等は一斉に飛び掛ってきた。

「アンタ達…邪魔」
私に群がってきた剣道部以外を、軽くあしらいながら言う。
私が相手にするのは一人だけ…

「愚かだな、深月由亜。剣道部の俺に挑むとは…」
「ご託は良いからさっさと来なよ。今は下らない話に興味ないの」
「ころす…!!」
煽れば煽るだけ怒りを露にする彼等。
うん。
愚かなのはどっちだろうね。

素早く切り出される一太刀を、避けながら間合いを保つ。
避けるのは難しくない。
怒りに任せて繰り出される一撃は、大振りになりやすい。
それは剣道部である彼(名前知らない)もそう変る事はなく、他と比べればまだマシなだけだった。

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