平々凡々なストーカーです。

次の日の朝は雨だった。

気だるい身体を引きずって学校を目指す。

バスケは体育館で練習しているから雨でも活動しているんだけど、体育館近くのテニスコートに人はいない。

まあ、当たり前か。

教室にはいつも通りの空崎さんが小坂と日留宮と談笑していた。

しかし、小坂は俺を見つけるやいなやその笑顔は消えてコチラへ来る。

「ちょっとアンタんとこの部長いたでしょ」

「ああ・・坂本さん」

「それよ、それ。アノ人なんとかしなさいよ。昨日も私にウザ・・熱烈なプロポーズしてきたんだから。190センチある奴がそんなのしないでって感じ。
ていうか自分の見た目自覚してきなさいって言っておいて!」

マシンガンてきな話を聞きながら俺は小坂には惚れないと思った。

黒くて艶のある髪に白くて小さな身体に、顔もかなーり整っているが俺はこんな超強気の女の子は嫌だ。

「でも、小坂前に『坂本さんて素敵よねー』って言ってただろ」

「あ?・・・・・・ああ、あれはパシリとしての評価よ」


うん。やっぱり俺は小坂に絶対恋心なんて抱かないだろうな。


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