青碧の魔術師(黄昏の神々)
「はぁ? あの程度で国1番だと? だったら、余程の腑抜けの集まりらしいな」
青年の背中に剣先が当たる感触がある。
シュリは、気配も無く何時の間にか、青年の後ろを取っていた。
時は、少し前。
男達はシュリの変わり身に呆然としていた。
自分達の主と話していたシュリは、ここにはいない。
シュリは一瞬のうちに、貼り付けていた表情を落としたのだ。
彼らの目の前に居るのは、精巧にできた人形。
戦う為に生まれた人形の様だった。
何度か、3人の男はシュリと剣を交えていた。
ミリ単位の正確さで、攻撃を仕掛けて来るシュリと切り結んで、彼の実力を知ったのか、至極慎重に行動する3人。
「お前何者だ」
「さて、何者でしょう」
男の1人の呼び掛けに口調だけは惚(とぼ)けるシュリ。
表情が、まるっきり無い分異様な間は否めない。
「勿体ないな。その腕なら騎士にもなれるだろうに……」
「御冗談」
じっと睨み合いをしていても埒が開かないとふんだ男は、はっ!!と言う掛け声と共に、シュリに向かって剣を振り落ろした。
シュリは己の剣で男の剣を受け流し、そのままの勢いで柄を反して、鳩尾に一発食らわせる。
その勢いで、男が仰向けにもんどり打って倒れた。
そのまま反転し、2人目の胴体を、有無を言わせず蹴り上げる。
2人目が地面に倒れた。
「まだやるか?」
3人目がこの中で1番弱いのだろう、既に戦意喪失していた。
よろよろと地面に尻餅を付く。
シュリは、
「やれやれ終わったか……。しかし、弱いな……」
と呟いて、イシスの居る方を見据えた。
青年の背中に剣先が当たる感触がある。
シュリは、気配も無く何時の間にか、青年の後ろを取っていた。
時は、少し前。
男達はシュリの変わり身に呆然としていた。
自分達の主と話していたシュリは、ここにはいない。
シュリは一瞬のうちに、貼り付けていた表情を落としたのだ。
彼らの目の前に居るのは、精巧にできた人形。
戦う為に生まれた人形の様だった。
何度か、3人の男はシュリと剣を交えていた。
ミリ単位の正確さで、攻撃を仕掛けて来るシュリと切り結んで、彼の実力を知ったのか、至極慎重に行動する3人。
「お前何者だ」
「さて、何者でしょう」
男の1人の呼び掛けに口調だけは惚(とぼ)けるシュリ。
表情が、まるっきり無い分異様な間は否めない。
「勿体ないな。その腕なら騎士にもなれるだろうに……」
「御冗談」
じっと睨み合いをしていても埒が開かないとふんだ男は、はっ!!と言う掛け声と共に、シュリに向かって剣を振り落ろした。
シュリは己の剣で男の剣を受け流し、そのままの勢いで柄を反して、鳩尾に一発食らわせる。
その勢いで、男が仰向けにもんどり打って倒れた。
そのまま反転し、2人目の胴体を、有無を言わせず蹴り上げる。
2人目が地面に倒れた。
「まだやるか?」
3人目がこの中で1番弱いのだろう、既に戦意喪失していた。
よろよろと地面に尻餅を付く。
シュリは、
「やれやれ終わったか……。しかし、弱いな……」
と呟いて、イシスの居る方を見据えた。