恋、来い、請い

どれほど悔しかったか。
どれほど憎んだか。
どれだけ自分の気持ちに嘘をついた?
あの日々の出来事が次々と思い浮かぶ。
鮮明に。
・・・・・・・・これよりもちーのほうが
酷いんだ。
周りに人すらいなかったんだ。

続きを読もう。
涙ぐむ眼でちーの手紙を見た。



そんな時に一葉のことを知ったんだ。


「・・・・・・・え」
予想外すぎる展開に驚く。



最初はからかってただけだよ。
毎回面白い反応をしてくれるからね。
でも一葉が本当は男だって知った。
もしかしたら同じ悩みを
抱えてたりするのかな・・って思った時から
気になった。
心を開いていく度に好きになった。
 
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