この想いを君に…
「ダメ!」

あたしはそう言って悠斗の腕を掴んだ。

「あたしのせいで悠斗に風邪は引かせられないから」

「…でも」

悠斗はベッドに腰かける。

「大丈夫、あたし達は大丈夫、親子と一緒だから」

訳のわからない事を言ってしまって、自分でも思わず笑ってしまった。

悠斗も笑うと

「そうだね」

妙な納得をして悠斗は布団に潜り込んだ。
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