そして海の思い出を胸に

急いで更衣室の鍵を掛けようとする。

うわっ、そう言えばここの鍵って、掛かり辛いんだった。



ガチャ ガチャ

うっ、急ぐと余計焦って、鍵が掛からない。

ガチャ ガチャ



すると。



「貸してごらん」

不意に斜め後ろから、声がした。



一瞬、ドキン、としたけど、振り向かなくても声の主が分かったので、無視してた。

< 54 / 247 >

この作品をシェア

pagetop