切なさに似て…
案の定、何を言ってるんだ?と言いたげな瞳が私を見下ろす。

「んなの仕方ねーじゃん。そんときは友達だったんだから。けど今は違うだろ」

そう言って、大胆にも布団を引っぺがしあからさまに私の服をめくりだす。


「ちょ、待って!待ったっ!そりゃそうだけど、魅力ないって言ったじゃんっ」

強引に入り込む腕を掴み取る。


「そう言うしかないだろーが、じゃあ魅力的だとか言ってあの場で襲えばよかったか?
あのなぁ…、誰だって男なら好きな女が横で寝てりゃ抑えきかねーから。ましてや無防備でよ」

信浩の険しかった顔は呆れ顔に変わり、ふぅー。と、息を付いた。


「じ、じゃあ…。魅力的に、見えてた…?」

なんて返していいのか困惑気味な私は、しどろもどろにそう聞き返す。


「…そういうこと聞くか?」

「いや…、なんとなく…?」

困り切った信浩に、私も釣られて眉と眉を寄せる。


「そんなことも含めて、好きってことじゃねーの…」

最後の言葉を言い切る前に、信浩は私の顔に影を落とし、唇を重ねた。


突如塞がれた唇、息苦しさを覚え抵抗するも信浩の力には敵わない。バタバタと落ち着かない私の両手は簡単に片手で押さえられる。
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