平安物語=短編集=【完】



何度も何度も唇を落とされ、夢中にされているうちに、薄い寝間着が脱がされいました。

恥ずかしさに身を捩ると、「綺麗ですよ」と囁かれて体の自由を奪われました。

慈しむように私に触れる中将様の手が、微かに震えています。

「情けないくらい、緊張してしまって…」と、照れたようにお笑いになりました。

私もつられて笑ってしまい、少し緊張が緩みました。



そして、結婚から十日以上が経ってやっと、私達は結ばれました。



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