平安物語=短編集=【完】



中宮様も弘徽殿様もいらっしゃらないため、三日に一度はお召しを頂いておりました。

後涼殿にいる女一の宮は勿論、人見知りの激しい女二の宮も私に懐いてくれるようになりました。


可愛らしい二人の姫と、恋しい帝に囲まれて――

この頃が、私の人生で最も輝いていた時期だったでしょう。



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